イスラエルのネタニヤフ首相が「人質全員が戻ってくる可能性は、今はない」と発言したことから、人質の家族らの怒りを買っています。
地元メディアによりますと、ネタニヤフ首相が5日、閣僚らとともに人質の家族らと会談した際に、「全員が戻ってくる可能性は、今はない」と発言したということです。
この発言は、その場にいた家族らの怒りを買い、怒号が飛び交ったということです。
また、会談のなかで、人質だった女性が拘束されていた場所の近くで空爆があり、危険な目にあったことを伝えたということです。
イスラエル軍によると、ハマスは現在137人の人質を抱えているとみられていますが、戦闘の休止期間が過ぎ人質の戻ってくる見通しがたっていないことから、政府は家族らからの厳しい批判にさらされています。
ハマス幹部は5日の会見で、「ガザ侵攻を止めない限り交渉は行われない」と改めて強調したうえで、「ネタニヤフ首相が人質の安全の全面的な責任を負う」と主張しています。
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