石川県内灘町で約400頭の牛を飼育するホリ牧場。こちらでも地震発生以降、断水が続いています。1月11日に話を聞きました。
(ホリ牧場 堀牧人さん)「本当にいま水が足りなくて。牛の飲み水ですね。鳴いて鳴いて仕方がなくて、ここで会話していても聞こえないくらい、ずっと水をくれ水をくれって」
牛たちの飲み水だけで1日20トン、他にも搾乳機械の洗浄など、1日50トンの水が必要だといいます。
(堀さん)「震災から8日目くらいまでは全く牛乳が使えなくて。水を飲んでいないからエサを食べない、エサを食べないと乳質が悪くなってしまう。いつもと違う牛乳になってしまうので、毎日検査に出して、合格するまでずっと使えなかった場合は廃棄を繰り返していました。やっと搾った牛乳を捨てなきゃいけないというのは本当に心苦しくて」
牛たちにとっても欠かせない水。その水を確保するために…
(堀さん)「いまは浄水が止まっている状態ですので、水を近隣の水が出ている地区から運んで、何とかやりくりしています。(Q50トンを手作業で運ぶ?)そういうことですね」
車で近隣地区の給水所などで水を調達。手に入れた水は優先的に牛たちの飲み水として使っています。
(堀さん)「レバーを押すと水が出てきます。牛が自分で鼻を押して飲む」
取材中、群馬の取引先から牧場に、ある支援物資が届けられました。届けられたのは牛の体などを拭くためのアルコールクロスでした。
(堀さん)「牛の乳を拭く布巾ですね。いまは水不足で洗濯機が使えなくて」
(届けた人)「(Qどうして支援を?)過去の震災の経験から、足りないものをお聞きして、届けられるものは弊社で届けようという体制で届けている」
(堀さん)「本当にありがたいです。こんなにしていただける。だからこそ頑張れるというか、本当に助かっています」
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